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2004/06/16

実力アップの要因を探る

昨日は調子が悪かった。そのため今日は、調子が悪かった時によく見られる左肩のハリもある。気持ちよく撞けておらず、体に力が入ってしまうのだろう。特に試合の次の日などは緊張感も加わって、かなり張ってしまう。とはいっても、昨日はそれほど悪い球を撞いていたわけではない。難しい入れをトばしていただけで、それなりに取り切りなども見られた。調子が悪い中で、あれだけの球が撞けるのだから、かなり実力がアップしたのだと考えられる。もちろん、もしかしたらただの好調続きなのかもしれない。でも、物事をいい方向にしか考えない、かなりのポジティブ人間なので、実力がアップしたと素直に喜ぶほうを選ぼう。

これがいまの実力なら、ここ1カ月くらいで、急激に成長したことになる。「覚醒した」といってもいい。初心者の頃、センターショットを練習すればするほど、手球が真っ直ぐ進むようになった。それと同じくらいの感覚で、成長しているようなものだ。その大きな要因は何なのか? 現在のビリヤードのスタイルと過去の記事を読み返して、ポイントとなる5つの記事をピックアップした。
精神的なショック
2種類の撞き方
指の腹でキューを出す
イメージで入れる
出しの錯覚

やはり大きな転機は、「精神的なショック」を受けたクラウド9のB級トーナメントだったように思う。第1ゲームでマスワリ直前の9番をトばし、それ以降9番を目の前にしても入る気配すら感じなかった。1球の重みをものすごく感じた。ビリヤードは、たった1球、気を抜くだけで、それまでの苦労が水の泡になることが多い。もちろん、これはいままでもわかっていたことなのだが、痛感するようになったのは最近だ。それは、トばすことが少なくなったから。ゲーム中などによくトばしていた頃は、それが多すぎて1球の重さは軽かったのだ。シュート率が上がって入れれば入れられるほど、その重さはどんどんと重くなる。そしてとうとう、ズシッと押しつぶされたといえるのかもしれない。このトーナメント以降、1球に集中することを心がけるようになった。1球を撞くに当たって、いろんなことを考えるようにもなった。それが「入れ」に表れたのが「指の腹でキューを出す」と「イメージで入れる」という記事で、「出し」に表れたのが「2種類の撞き方」と「出しの錯覚」だ。

まずは入れから見ていくと、「イメージで入れる」が意識の部分、「指の腹でキューを出す」が具体的な技術となる。イメージで入れるというのは、的球がポケットされる感覚を持って手球を撞くとうこと。しっかりと的球に集中できていれば、構えに入った時に、「厚いかも」「薄いかも」という違和感を感じ取れる。その時はもう一度構え直すなどして修整する。要は、入れると思えるまで撞かないということ。当たり前のことなのだが、実は何となく漠然と撞いてしまっていることは多いように思う。指の腹でキューを出すというのは、ついに完成に近づいてきた僕のフォームの要ともいえる部分。立てキューでも、レール際でも真っ直ぐにキューが出せる。的球に意識が向かえば向かうほど、キュー先部分だけを気にしてしまいがちだが、キューを真っ直ぐに出すには、キュー全体、特にグリップ部分から真っ直ぐに出さなくてはいけない。的球に集中しつつ、いつでもキューを真っ直ぐに出せるよう、試行錯誤した結果だ。

続いて出しについては、「出しの錯覚」が意識の部分、「2種類の撞き方」が具体的な技術となる。出しの錯覚というのは、言い換えれば、タダ単に次の球のフリをきちんと確認できていないということ。錯覚をなくすために、次の球を確認して、手球を止めるべき場所をきちんと把握すればいい。こちらも1球の重さ、正確にいえば、ひとつの出しの重さを大事にしたものだ。ポジションに関しては、この確認をするという単純なことで、大きく変わったように思う。クッションのどのポイントに手球を向かわせるべきなのか、クッションからとのくらい離すのか、手球のコース上に邪魔な球はないか・・・などなど、構える前にいろんなことを考えるようになった。そしてそれをまとめて撞点と力加減を決め、ストロークに入る。そして2種類の撞き方を使い分けるようになって、出しのバリエーションが増えたのも大きい。出せる場所が増えたというのではなくて、力加減を変えても同じ場所に出せるようになったというほうがいいのかもしれない。手球を殺して撞けば、強めにキューを出せるため、ストロークが安定する。またキューを長めに出しながら手球を弾かせれば、的球が安定する力加減のストロークで、手球を走らせることができる。

結局は、1球に対して、どれほどのことができるのか? というのを考えた結果なのだと思う。1球に対しての取り組み方の違いが、実力アップとなって現れたのだろう。これまで練習してきた多くのことが、1球を撞く時に、引き出せるようになったのかもしれない。本当は勝ちたかったけど、それに気が付いたのだから、トーナメントで負けてよかったのかも。あまり時間が取れないので、なかなか試合に出る機会はないのだが、やっぱり出られる時には出たほうがいいなぁ。練習しているだけでは見つけられないものが、またきっと見えてくるだろう。

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