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2004/07/10

キュー切れをアップさせるには

自宅の棚を見ていたら、金定規があった。「そういえば、昔はこれでハイパーオリンピックをしていたなぁ・・・」と、なぜか懐かしさが頭をよぎる。定規の端を押さえて、反対側をビーンとはじくと、ものすごいスピードで上下運動(振動)する。この特性を生かして、ボタンを速く押すための道具として使っていたのだ。そして、ここから、キュー切れについてのある仮説が思い浮かんだ。定規をビーンとはじくと、上下に振動する。その時、定規を押さえている場所を中心付近に変えると、振動幅が短くなるために上下運動が速くなるのだ。もしかして、ビリヤードのキューも同じでは? と考えた。

手球の中心からズレた場所にキュー先がぶつかった瞬間、キューが真っ直ぐに出ていれば、手球とタップの摩擦によりキュー先は手球の中心方向に曲がる。続いて、手球の中心とは逆方向の力によって外側にはじかれる。この振動が手球に回転力を与えると思われるが、金定規の原理を使えば、振動を速めることができるのでは? と考えた。キュー先が手球にぶつかった瞬間に、手球の中心方向に曲がるのが第1振動。続いて外側にはじかれるのが第2振動となる。何もしなければ、第1振動と第2振動は同じものとなる。しかし、第1振動後すぐに、振動幅を短くすれば、第2振動は速くなる。それがキュー切れとなって現れるというものだ。具体的には、キュー先が手球にぶつかった瞬間に、グリップをギュッと抑えて、振動を止めるということだ。キュー全体が振動している状態から、中心付近を抑えるといってもいいだろう。

ここまで考えて、野球のバッティングやテニスに近いと感じた。どちらも道具の振動(しなり)を利用して、球を打ち返す。そして、インパクトの瞬間、グリップを握り混むように力を入れる。インパクトの瞬間は、止まっているような感じだ。このインパクト時の表現は、ビリヤードは若干異なるような気がする。インパクト時もキューを押し出して加速させる、といったものが多い。でも、野球にしろテニスにしろ、力を抜いて構え、ゆっくりとテイクバックに入って、加速するようにバット、またはラケットを振り出す。そしてインパクト時にマックスの力で球を捉えて、きちんとフォロースルーをする。そう、このインパクト時以外は、ビリヤードと同じなのだ。だけど、野球もテニスも、うまい人を見ていると、まるでバットやラケットに球がくっついているかのように運んでいる。だからといって、彼らはそこでバットやラケットを加速させているとは思えない。しかも、手首は動かさないというのが普通だ。リストの力で、道具のしなりを最大限に引き出しているのだろう。きっとビリヤードも同じだと思う。タイミングよくインパクト時に力を入れられれば、手球を運んでいるようになると思う。そして、その力が解き放たれるように自然なフォロースルーになる。フォロースルーを長くして、キューを加速させるのではなく、インパクトのタイミングに気を付けて、あとは勢いに任せてフォロースルーに入るという感じだ。

今日はこのタイミングをつかむ練習。きっと野球やテニスよりも、このタイミングはシビアだと思われる。ただ、リストの力はそれほどいらないだろう。とにかく、体にしみ込ませるしかない。そんなわけで、センターショットしまくり。タイミングをつかむには、ハードショットのほうがいいようだ。今日は何年かぶりに、50球くらいセンターショットをやった。ビリヤードを始めたばかり以来かもしれない。何となくタイミングがつかめてきた。タイミングよくグリップをグッと握ってやると、スコンといい音がする。キュー先が手球にぶつかった瞬間もそうだが、手球と先球が当たった時の音もコンと高い美しい音になる。中心撞きなので、キューは振動しないが、さらに抑えることで、微少な振動をなくしてすべての力をきちんと手球に伝えられるのかもしれない。キレに関しては、まだ完全ではないので押し引きヒネリともあまり試さなかったのだが、それでもアップしそうな気配はある。驚いたのは、このほうがフォロースルーが長く自然に出るということ。これまでフォローを長く、と思っていときよりもスッとキューが前に出る。グッとグリップを握るのだから、そこでキューの勢いは止まってしまいそうだが、そうではないらしい。そうそう、グリップを握るとはいっても、思い切りグッとやるのではない。やってみたら、キューがブレまくった。どちらかといえば、何か物をつかむようにキュッと締めるといった感じだ。そのため、テイクバック時に、フッとグリップをゆるめてやるといい。ゆるめてつかむ、という流れでキューを振ると、タイミングも併せやすい。ハードショットの連続でかなり疲れてバテバテだったけど、この練習は新しい撞き方を生み出すものなので楽しい。これからもしばらく続けて、マスターしていこう。

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