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2004/09/01

厚みの取り方

最近は、水曜日の朝練に行けない。今日は歯医者だった。それはさておき、ちょっと気になることがある。それは球の厚みの取り方だ。実はこの厚みの取り方って、個人個人でいろいろ違うのでは? と思うのだ。僕の厚みの取り方は、実はすごくおかしいのかもしれない。もしかしたら逆に、オーソドックスなのかもしれない。

ビリヤードをはじめた頃、きっと誰もが悩むのがこの厚みの取り方だ。僕もかなり四苦八苦した。まず、先球が向かう方向と反対側にイメージボールを置いて・・・とあるが、初心者がイメージできるわけがない。いまはなんとなくその意味がわかるのだが、当時は何をイメージするのかまったくわからなかった。で、より物理的な考えで厚みを取ってみたりする。「厚み」といわれるので、真っ直ぐ撞いた手球が先球とぶつかった時、こちらに見えている先球の幅で合わせるというものだ。幅が狭ければより真っ直ぐに近く先球は進むし、幅があればあるほど薄く進むという感じだ。ほかには、手球の中心が先球の中心からズレた幅で先球の方向を予測したり・・・このようにいろいろ物理的な方法はあるが、ビリヤードを練習しているうちに、ビリヤード上の出来事は完全なる物理ではないと気がつく。例えば、球に当たった時に手球は先球が進む方向と直角の方向に進むとあるが、これは必ずしも直角じゃない。ストロークや手球の勢いで全然変わってくるものなのだ。

結局四苦八苦して、僕が現在どのような厚みの取り方をしているのかといえば、点を狙うというものだ(下図)。やや厚めの位置に先球が向かう場所を設定し、そこから先球に向かってラインを引く、そしてそのライン上の手球の中心が来そうな場所(図の白矢印)の1点に向かって手球を撞くというものだ。だから狙っている時、先球はクッションのヘリに向かうようなイメージになっている。そうすると、だいたいポケットの真ん中付近に先球は向かうのだ。もちろん、この狙う場所は、ひねる方向などによって少し変化する。これは僕のクセというか、目の錯覚などを合わせて出来上がってきた厚みの取り方だろう。もしかしたら薄めに狙う場所を設定したほうが、ポケットの中心に行くという人もいるかもしれない。

040901.jpg

とここまで書いたが、厚みの取り方は「勘」というのが結論かも。ひねる方向によって先球を向かわせる方向が変化するのと同様、ストロークによっても先球との距離によってもその向かわせる方向は微妙に違うように思うのだ。しかも、ライン上の矢印の1点というのはどうやって決めるのだ? と聞かれても答えられない。だいたい手球の大きさは先球に当たった時このくらいになるから、中心が来るのはあの辺りかな? というのが思考回路を言葉に示したものかも。完全に勘だ。でもやっぱり、人それぞれ厚みの取り方というのがあって、きっとそれはすべてその人が四苦八苦した中で最適なものを選んできた結果として表れているのだろう。僕の意見は多くの中のひとつでしかないけれど、厚みの取り方で悩んでいる人は、いろんな人にその方法を聞いて参考にするといいのかもしれない。ただ、最終的には「勘」といわれそうだけど・・・。

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コメント

まさにその通りです・・・。
はじめはなんとなく厚みをとっていて、まったく入らず、少し経ったころに「イメージボール」を知ったものの、自分の想像力の無さにがっかりし、今は逆に物理的に言ってみて、脳みその足りなさにヘコみまくっていたところでした。
やっぱり「勘」なんですよね。それも経験に裏付けされた「勘」。
こればっかりは撞きまくるしかなさそうですね・・・。
とりあえず、アライさん方式、試してみます!

投稿: nijimass | 2004/09/02 02:18

まず、カンの字が「感」になってました。「勘」が正しいですね。人知れず直してみました。

僕の厚みの取り方は、特に薄い球でよく使います。試してみて合うようでしたら、そこからいろいろ自分なりの厚みの取り方を作っていくといいかと思います。

ビリヤードって、ホントに勘に頼ったほうがいい場面が多くて、いまははじめの頃に描いていた物理的な部分とのギャップに困惑したりしています。厚みの取り方以外には、バンクショットとか、クッションから当てに行く際なども勘のほうがうまく行きます。もちろん、その根底にあるのはシステムだったりするのですが、結局は勘が狙う場所やストロークの強さを決定しているように思うのです。

でも逆に、「勘」と割り切ってから、さらに楽しくなりました。これまでは物理的な部分にとらわれていましたが、それよりも、リズムとかタイミングなどに目がいくようになって、自分のビリヤードが見えるようになってきたのです。で、そのほうがなぜか球が入るしポジションもうまくいく・・・不思議なものです。

投稿: アライ | 2004/09/02 10:35

私の厚みの取り方は、厚い球は、「パイプイメージ」と「イメージボール」です。
ご存知とは、思いますが。

で、薄い球なんですが、イメージを複合させて見ております。
1.「接点」で見る
2.「イメージクッション」で見る

薄い球は、厚みを見ると言うよりもイメージを大事にした方が、良いのかなぁって、思ってます。
だから、トバしてるんですが・・・

投稿: ヒネ | 2004/09/06 20:11

なるほど。厚い球の「パイプイメージ」は、僕も使います。特に的球が近いときに利用します。薄い球の「接点」は、昔そうだったのですが、短クッション際と長クッション際でなんだか違ってしまって・・・いまは点で見る方法になっています。「イメージクッション」は、まだ試したことがないです。クッション際の球など、有効かもしれませんね。今度、試してみます。

でもやっぱり、ヒネさんも厚い球と薄い球で狙い方を変えているのですね。厚みの取り方もいろいろあって、そして状況によって最適なものを選択する。ポジションに似ているかも。本当にビリヤードって、奥が深いと思います。

投稿: アライ | 2004/09/07 00:00

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