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2005/02/07

殺し球

ビリヤードをはじめたばかりの頃は、押し球や引き球がすごく不思議に感じた。そして、しばらくすると、ヒネリというものを知り、ヒネリの回転によって進む手球にビックリした。さらに、B級くらいになって、やっとそのすごさというか不思議さに気が付くものに「殺し球」がある。本当にコレは不思議だった。キューは出ているのに、手球は進まないのだ。イメージ的には、引きの回転によって手球の勢いが殺されているとわかる。もちろん、ある程度それに似た球を撞いて殺し球と呼んでいたりもする。しかし、実際にどんなものが殺し球なのか、わかってはいなかった。感覚的に勢いが死ぬ球を殺し球と呼んでいた。

そんな中、さくらさんが殺し球を教えてくれた。引きの回転が的球にぶつかる直前で解けて、まったく的球に手球の勢いが伝わらない感じだ。手球が半個ぶん前に出るようなイメージで引きの回転がなくなるというのが近いイメージかも(下図)。とにかく、センターショットを何球も撞いて、殺し球を練習した。すごく弱く撞くショットよりもストロークは速いのに、的球、手球ともに勢いがなくなって面白い。特に的球は本当にゆっくりと進むので、入れが安定するのだ。ストロークの具体的な流れだが、引きの撞点をキューの出しを短くして撞く。土手撞きのときのように、長くキューが出せない状態と同じ感覚で撞くといい、と、さくらんさんはいっていた。シャッとキューを出すと、それによって強い引きの回転が手球にかかるのだ。しかし、そこからキューを長く出さないと、手球の方向が安定しない。だから、イメージとしてキューの出しを短くするが、実際にはキューを長く出すという、かなり難しい思考の中で撞く。このタイミングというか感覚がピッタリと合わさると、本当に綺麗な殺し球が撞けるのだ。キューを出し過ぎると、引きの回転が的球にまで伝わり、的球の進みは速くなるし、手球はドローしてしまう。かといってキューが出ないと、引きの回転は速く解けてしまい、今度は押しの力が的球と手球の双方に働いてしまう。そしてさらに、的球が手球に当たったときに引きの回転がなくなるようだと、ストップショットになり、やはり的球に手球の勢いが伝わってしまう。だから、本当にぶつかる直前に引きの回転が解けて、さらに手球の勢いも弱まっていないといけないのだ。かなり練習してから、ようやく何球かできるようになったけど、まだまだ実践では使えないかな。確実にできるよう、練習しなくては。

050206

そういえば、ヒネさんと相撞きをしたのだが、その時、横でさくらさんがずっとセンターショットをしていた。聞けば、強いショット15球、やや強いショット15球、通常のショット15球、やや弱いショット15球、弱いショット15球をノルマにしているそうだ。しかも、撞くたびに自分が思い描いていた力加減で撞けているかどうかもチェックしているらしい。それにより、ゲーム中の力加減のミスも減らせるのだとか。なるほど。センターショットで力加減を変えたりはしていたけれど、その力加減までチェックして練習することはなかった。やっぱりうまい人というのは、ひとつのショットの中で多くのことを意識しているのだ。さらには、土手撞きや殺し球の練習などもして、今度は弱いショットから強いショットまで順番に5球ほど撞くそうだ。で、これをやればゲーム中のミスは減るし、絶対にうまくなるとのこと。うまくなるのなら何でもやります。というわけで、センターショットマニアになろう。ただ真っ直ぐの配置を撞くだけとはいえ、そこには多くのことを学び取れる「やり方」があるのだ。

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