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2005/10/17

うれしいけど悔しい

実は昨日、クラウドのB級戦に出場した。なんと、6月以来のハウストーナメントになる。振り返れば、今年、4、5、6月と3カ月連続でクラウドのB級戦に出場したのだが、4月は「負け→勝ち→負け」、5月は「負け(シングルイルミネーション)」、6月はまたまた「負け→勝ち→負け」というさんざんな結果だったわけで、ハッキリ言ってトーナメントで勝つ自信がなかったのだ。そんな中、最近はハチミギのG1なんかでもいい成績を残せるようになってきたし、なんというか、このG1を通してゲームの運び方みたいなものをなんとなくつかめてきたように感じていた。そこで、出場を決意したというわけだ(本当のところ、液晶テレビかPSPが欲しかった)。

結果は準優勝! PSPゲット! ホンキでうれしい。決勝に残ってどちらかの商品が決まった時は涙が出て、決勝の球はまったく見えなかった。という冗談は置いといて、全体的に調子が良かった。いつもよりも、調子の波は激しかったが、そのぶん爆発力があったように思う。決勝まで5連勝。そして、ここまでマスワリ4発出していた。特に、なぜだかわからないが、ブレイクがよかった。手球スクラッチだけはさけたいので、1番フルヒットを重視していたのがよかったのかもしれない。トーナメント中、ブレイクスクラッチは1度もなかった(と思う)。そして、その調子の良さを象徴するのが、決勝トーナメント1回戦目のoさんとの試合(下図)。ブレイクで3個イン。難しいところは取り出しの3番から4番への出し。図ではわかりにくいが、7番が邪魔しているため、ややキューを立て気味に撞かなくてはいけなかった。しかも、ヒネリを入れて・・・。このポジションさえバッチリ出せれば、あとは球なりで進めて行くだけ。6から7番への出しがやや長くなって厳しくなったが、それ以外は完璧な手球コントロールができたように思う。

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とはいうものの、この決勝トーナメント第1戦も、続く2戦目も、なんかフロックとかで取ったセットなんかもあり、勢いだけで勝ち進んだという印象。迎えた決勝戦、最後の最後で息切れしてしまった・・・。というよりも、決勝はできればもう2度とやりたくない。よく決勝を見ていて、「なんであんな球をトばすんだろう?」と思うことがあるのだが、いや、トばしますよ普通は。ものすごく異質な雰囲気で、キューが出ない。この決勝、実は3ー1でリードしてリーチをかけた。ここから魔のささやきが聞こえてきたのだ。ホントにその瞬間まで、というよりも勝ちを意識するまでは、「入れ続ければいい」という強気のイメージで撞くことができていた。そしてここまで、最低でもPSPがもらえるといううれしさのほうが上だった。それが一気に崩れ去ったのだ。「勝てるかも」なんて考えがよぎったことも影響しているのだと思う。構えて撞くたびに頭をよぎる「トばしたら負けるかも」という言葉。キューは全然出なくなる。そしてそれでも頑張って出そうと思って、体が一緒に動いてしまう。それはわかっているのだけれど、浮き足立っているのか、落ち着きはなくなり早撞きになってしまう。3−1からやってしまったラスト2球の3連発・・・。まず最初の2発は、キューを出そうと思い込むばかりに、体が動いてしまいブレてしまった(下図)。特に7番をバンクで沈めて勢いに乗りかけたところでの8番ミスは、かなり衝撃だった。チビリ大王で、恥ずかしい球だったように思う。

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さて、ヒルヒルとなった最終セット。いまでもすべての球の配置を呼び起こせる、そして忘れられないセットになった。この最終セット、気持ち的にはそれまでと変わって落ち着いていた。開き直っていたというのだろう、半分どうでもよくなっていた。だからなのか、振り返ってみても、いい球が撞けていたように思う。実はこのセット、かなり難しい場所があった。6番と8番はキスしており、トラブルを作っていたのだ。それを5番からの出しで手球を当てて解消して・・・と思ったら、8番が戻ってきてしまって6番とポケットの間に。その6ー8コンビを沈めてラスト3球になったところで3度目の難関が現れたのだ(下図)。迷った。図のように、そのまま引いてポジションするか、切り返して反対のコーナー(図で左下のコーナー)に狙うようなポジションにするか。結局、引きでポジションすることにした。こちらのほうが自信があった。そして、イメージ通りに近いかたちでポジションできた。が、あと5ミリ手球が進んでくれていたら・・・と思ってしまう。結果、この7番をトばしてしまったわけだが、理由は9番が気になったのだ。厚みを確認したが、普通に入れるように7番を狙えば、手球が9番に当たることはなかった。余裕で通っていた。でも、いざ撞く瞬間に「9番」が頭をよぎった。そしてトばしてしまったのだ。決勝を観戦していたゆろよろのOさんが、「順入れました?」と言っていたのだが、そうではなくて、コジリで順が入ってしまったのだ。その順の回転も球をトばす方向に進ませていたわけだ。

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試合が終わって、負けたけどうれしかった。PSPがもらえたし、トーナメントを通しては、いいゲームをしていたし。そして何よりも、決勝の舞台を経験できたということが大きな収穫になった。よくB級戦でいつも決勝リーグに勝ち進んでくる人たちがいて、かなり不思議だったのだが、きっとこういう経験をしているからだと思う。言葉で表すのは難しいのだけれど、なんというか「勝つ」ことがわかるのだ。本文中で「決勝は2度とやりたくない」と書いたが、その半面、もう一度やってみたいという気持ちもある。その思いが勝ち進める原動力になっているのだと思う。なんだか決勝に進んだからといって、準優勝のくせに偉そうだが、強い人たちの持っているものがなんかわかってきたように感じるのだ。まぁ、それを勝ちに結びつけられるかどうかは別の話だと思うのだが・・・。とにかく、準優勝はものすごくうれしい。でも、時間が経つにつれて、なんだか悔しくもなってきた。きっと、2度トばした8番も、1ミリズレていれば入っただろう。最後の7番へのポジションも、1ミリズレていれば簡単だったろう。そのほんの少しの重みが、後悔の念を強くするのだ。そうそう、準優勝したので、12月の年末B級戦トーナメントのベスト32シード権が与えられるらしい。なんか真価が問われそうな気がする。ここで頑張るしかないな。

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コメント

おめでとうございます。
早速戦績にアップしておきますね。

投稿: SugiKen | 2005/10/18 01:06

ありがとうございます。
次は「準」」が取れるよう、頑張りますね。

投稿: アライ | 2005/10/18 13:39

ごぶさたしてすみません。
アライさん、配球なんかは全部記憶に残っているのですか?
それともメモして帰って、記事にしておられるのでしょうか?

私なんかはひとマス前の配球も覚えてなくて。。。忘れるビョーキなのか。。。。。

投稿: まる | 2005/10/18 21:31

基本的にメモは取らないで、記憶しています。すべてではないですが、場面場面で記憶していることが多いです。例えば今回紹介しているマスワリなどは、手球がイメージ通り転がったので、その印象が強くて覚えています。

基本的には、すべての配置を覚えているわけではなく、ある強烈な記憶として残っているひとつの球から、手球の動きや出し方を絡めて予測して、次の球、前の球の記憶をたどって行くという感じかもしれません。

この記憶に関しては、ちょっと思うところがありましたので、改めて記事にしてみたいなと考えております。

投稿: アライ | 2005/10/20 20:09

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