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2007年9月

2007/09/25

押しだけでベストポジション

残り4球。しかも、手球はいいフリを確保したベストな位置。でも、難しい配置・・・(下図)。次の7番に対して、絶対に逆フリになってはいけない配置だ。そもそもどこにポジショニングしても、7番はポケットから遠いので入れが難しい。そして、8番への出しが厳しくなると、さらに無理な入れを要求される。また、8番と9番がここまで近いと、8番へのポジショニングが薄くなった場合に、手球を走らせる必要が出てきてしまう・・・。ここまでうまくいっていたとしても、すべてをぶちこわしてしまう可能性がある配置なのだ。本当に嫌な配置。で、取り切り練習のときにこの配置になって困ってしまった。結局、選択したショットは、逆押しにして切り返して出すというもの(下図:青線)。が、このショット、入れを重視して弱めになってしまうと、7番に対して遠くなってしまう。かといって強めに手球を走らせようとすると、入れが安定しないばかりか、ヒネリが乗りすぎたりすると手球がかなり走って、7番に対して逆フリのポジショニングになる可能性が高い。というわけで、順引きでサイドポケット狙いのポジショニングも試してみた(下図:黄線)。が、これはコントロールが難しい。サイドスクラッチもあるし、回避したとしても逆フリになる可能性が高い。また、このショットもちょっと強めに撞かないと手球が走らないので、入れが不安定になる。手球をクッションから真横に走らせてバタバタっぽく出せれば理想なのだが、的球がクッションからやや浮いた状態は、このバタバタの角度がうまく調節しにくい。思うよりも戻ってしまったり、向こうにいってしまったり・・・。

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さて、いろいろ試してみた結果、僕はただの押しで出す方法が最も入れやすくて出しやすいとわかった(上図:黒線)。入れはまったく問題ないし、ヘッドスポットを超えるイメージくらいの力加減で押してやれば、スーッと手球が出てくれる。ちょっと7番に対して薄くなっても、入れ、出しともになんとかなるレベルだろう。何よりも、押しだけなので力加減がやりやすいのだ。実はこれに似た配置は、結構出くわして、その都度逆フリにしてしまい頭を抱えることがある。この押しだけのポジショニングは、覚えておいて選択肢のひとつとして引き出せるようにしておこう。

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2007/09/20

ロングドロー

最近はロングドローの練習に余念がない。以前紹介した、手球をセンターに置いた引き球の練習も続けているが、実際に的球2ポイント、手球を反対の2ポイントに置いたロングドローも練習している(下図)。これ、本当に難しい。この球をスパンと軽く撞いて戻してこれる人っているのだろうか? 無理に力を加えると入れが安定しないし、入れようとしてキューを軽く出すと手球が戻って来ないし・・・。よく、ドローショットは下の撞点を突き抜くだけと言うが、それは正しいと思う。でも、このロングドローに関してはちょっと違うと思う。下の撞点をきちんと撞いて、キュー出しもちゃんとして入れもスパンと決まる、という状態でも手球は元の位置くらいまでしか戻って来ない。きっと、そこにプラスアルファを加えて、ロングドローは完成するのではないかと思うのだ。というわけで、とにかくこの配置で手球を手前の短クッションまで戻ってくるよう練習してみた。

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当たり前のことだが、力任せに撞いても入れが安定しないだけでなく、手球はキレイに戻って来ない。だからといって通常のストロークでは限界がある。試行錯誤していたら、ややグリップ位置を下げると、引きのキレがアップするとわかった。キューの出が長くなるのだろう。また、少し手球をジャンプ気味にしたほうがいい。通常の構えで、下の撞点を撞く感じだ。真下ではミスジャンプしてしまうが、やや上にすれば大丈夫。しかも、撞点が中心に近いぶん、入れも安定する。まぁ、これは気持ちジャンプ気味というもので、ものすごくキューを立てるとか、そういうわけではない。

そして、ここが今回の練習で最大の発見なのだが、ブリッジ位置を手球に近づけるといい。球のキレをアップさせようとか、手球を走らせようとか思うと、ブリッジを遠目にしてキューが振れる距離を長くしてしまいがちだ。もちろん、これはこれでキレのアップなどにつながるが、入れが安定しなくなる。ロングドローなどの入れが難しい配置では、ここを短くしてまずは安定させることが大事。そして、実はこの状態でスパンと一気にキューを出したほうが、キレがアップする。試行錯誤&練習のかいあってか、いまはときどき手前の短クッションまで手球を戻せるようになってきた。もちろん、入れは安定している。短クッションまで戻らなくても、だいたい元の手球の位置、いわゆる「頑張った十分」くらいまではもどせるようになった。さらにこの練習を通して、発見したことがある。例えば、弾く球など強めに撞きたいときも、このロングドローと同じように、ブリッジ位置を近めにして一気にキューを出したほうが安定する。これまで、よくトばしてしまっていたこれらの球の攻略法がなんとなくわかってきた。あ、そうそう、なんとなくブログに苦手な球アンケートを付けてみので、興味がある方は投票をお願いします。

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2007/09/14

嫌な配置

ネクストを考えたときに、絶対にやってはいけないポジショニングというものがある。的球を入れるのは簡単だけれど、出しが難しいようではそれはミスと呼ぶしかない。例えば、真っ直ぐの配置になってしまって、ロングドローでしか出しがない・・・というのはありがちなパターンだ。さて、そんなやってはいけないものの中でも、最もありがちでしかも難しいのが、センター付近の球をサイドポケットに入れる場合だろう。この配置で厚めの逆フリにしてしまうのは、最悪中の最悪だ(下図:1)。例えば、すでに多くの球をポケットしていて手球を走らせる方向に邪魔な球がなければいいが、もし球が残っているようなら、それを避けてポジショニングさせ、しかも手球を走らせるために強めに撞くというのはリスクが多き過ぎる。

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実はこのセンター付近の球、個人的にものすごく嫌いだ。厚めの逆フリがダメなのはもちろん、土手撞きになってもダメ。それが順フリの厚めならばいいが、逆フリはもちろん、順フリでも薄くなってしまうと厳しい(上図:2)。入れが難しいだけでなく、スクラッチの危険性も発生する。そのため、僕は手球をあまり走らせることなく、ポジショニングできる自信があるときはセンター付近の球をサイドポケットにねらうが、それ以外はコーナーをねらうことが多い。ある程度距離があっても、コーナーのほうが入れやすい。配置によっては、コーナーをねらうほうが簡単にポジショニングできることは多い。ただし、ここにも問題は生じる。押しで出せる場所に手球を持っていっても、それが微妙に薄かったりすると、サイドポケットへのスクラッチが見えてしまうのだ(上図:3)。そう、このセンター付近の球は、本当に微妙なポジショニングが必要になる。そしてネクストが短クッション付近だとなおさらだ。だから、この配置を見つけてしまうと、ちょっと慎重になるようにしている。が、その慎重さのために、2つくらい前の球でトばしてしまうことも多いのだけれど・・・。

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2007/09/10

一石三鳥な練習

的球までの距離が遠くてフリがない。しかも、ネクストのためには手球を手前に戻して来なくてはいけない。ほとんどの人が頭を抱える配置、そう「ロングドロー」。これが得意という人はまれだと思うが、不得意では困る。というわけで、やっぱりこうした配置も練習は必要だ。ところが、実際に的球を離して練習すると、引こう引こうという意識などのために力んでしまってまったくうまく引けない。いや、引けるようになっても無理に体を入れたりしているために、もともとのフォームに影響が出る。ロングドローの練習をすればするほど、普通のストロークがおかしくなってしまうのだ。

直接ロングドローの練習というわけではないが、「引き球」をマスターするためにはピッタリの練習方法を教えてもらった。的球をセンター、手球はヘッド(フット)スポットで、引き球を撞く練習だ(下図)。手前のクッションに手球のほうが先に付いたら成功。実際にやってみると意外に難しい。うまく引きの回転を手球に伝えなくてはいけない。キューをただ速く出して引きのキレをアップさせようとすると、その力が手球から的球に伝わってしまって、的球の走りが速くなる。そのため、いくら手球の戻りが速くても、それよりも速く的球が手前のクッションに入ってしまうのだ。手球にだけ、引きの力をキレイに伝えるのだ。うまく撞けると、手球とタップが当たった瞬間、「カシュ」という音となり、的球はゆっくりと進み、そして手球はスルスルと手前に戻ってくる。この撞き方そのものをマスターできれば、きっとロングドローも同じ感覚で引けるようになるだろう。まずは引き球をキレイにできるようになろう、というわけだ。

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この練習、実際にやってみると、「引き」意外にもさまざまな要素の練習になることがわかる。まず、効率よく力を伝えなくてはいけないために、真っ直ぐのストロークが必要になるのだ。真っ直ぐに手球の真下をきちんと撞く。そうしないと、うまく力が伝わらないので、手球のほうが先に戻ってくることがない。また、的球をあまり走らせないように優しいストロークでキレをアップさせるため、この感覚で普段撞くと、入れが安定する。的球が入りやすい速度で、走ってくれるようになるのだ。最初は引きだけの練習で始めたことだが、どんどんとストロークが安定してきているのがわかり、続けるようになった。実際に的球と手球を離してロングドローを練習すると、どんどんとストロークが不安定になってしまうが、まったくの逆なのだ。特に初心者の方にもお勧めしたい練習だ。

ただ、かなり難しいので、最初は的球をセンターよりも半ポイントくらい手前に置いてもいいかも。ちなみに僕は、半分くらいの確率で的球がセンターなら、手球を先に短クッションに入れられるようになった(図で1番がある場所)。最高は、センターから球1個ぶん向こう側の位置だ。実はこの練習、ABさんに教えてもらったのだが、ABさんは最高で、センターから半ポイント向こう側に的球を置いて手球を短クッションに先に入れていた(図で2番がある場所)。う〜ん、すごい。的球はゆっくりと走り、手球がスルスルと戻ってくる。なんか物理的には理解しがたい動きだけれど、そういう感じで両者が動いているんだよなぁ・・・。そこを目標に頑張れば、そのうちきっとロングドローも苦にならなくなるだろう。

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2007/09/07

遠目の球

最近特になのだが、遠目の球がまったく入らなくなってしまった。フリがあんまりない球でも、構えた瞬間に入る気がしない。だいたい3ポイントくらい離れたら、もうダメ。まったく明後日の方向にトばしてしまうことも多い。近くの球は普通に入るのだが、なぜか遠くなっただけで入らなくなる。そんなわけで、最初は目が悪くなってしまったのかと思った。実際、ちょっと右目の視力が落ちているような気がする。これは眼科に行って、検査でもしてみようかと思っている。

それが、ここのところ入れられるようになってきた。なぜかと言えば、「練習」したから。そう、簡単な話、撞いていない球は撞けないということだ。最近は、結構手球も思い通りにコントロールできることが多くなった。と、おのずと的球と手球が遠くなってしまう場面が少なくなる。しかも、遠目で難しい入れは、セーフティーを選ぶことがほとんどになるので、どんどん撞かなくなる。そんなわで、遠目の球を入れる自信がまったくなくなってしまったわけだ。そこで、遠目のフリのある球を入れる練習をしている(下図)。的球がフット(ヘッド)スポットから、半ポイント手前の短クッション側。手球は逆のスポットから1ポイント長クッション側だ。だいたい3球に1球くらいの確率で入れられるかない? ほぼ球成りで走らせられる押しと、やや引き気味のストロークで練習している。この練習で入れられるようになれば、遠目の球の苦手意識も減るし、何よりも遠目の球を撞く際のストロークをマスターできる。このストロークを、忘れてしまっていたのだ。

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遠目の球を撞く際に大事なことは、フォロースルーだ。これは近くの球や、入れが難しい球にも言えることなのだが、球を入れようとしてしまうと、手球をコントロールしようと思うあまりに「チョン撞き」になってしまう。目的の場所に手球を走らせようと、そこに合わせてチョン、とキューを出す感じになってしまうのだ。これでは入らない。手球との距離が近い球なら、それでもなんとかごまかすことは可能だが、遠目の球はごまかしがきかない。まったく入らなくなってしまうのだ。そしてもうひとつ重要なことは、キューを抜くということ。よく、キューを出すという表現を使うが、僕は個人的にはちょっと違うような気がする。例えばロングドローの配置など、手球を引こうとして、キューを出そうとしてしまう。しかし逆にそれが力みになってコジリが生まれる。キューを出そうとすると、無理に体がキューを前に持っていこうとしてしまう。キューを抜くというのは、感覚的には、ストロークそのままに合わせてスッとキューを放り出す感じ。力を抜いて、キューをそのまま滑らせるだけだ。実は、この感覚、やや引きで遠目の球を入れるときに重要になる。引きの場合、本当にフォローストロークがうまく行かないと入らない。押しの練習で厚みの感覚を覚え、引きの練習でストロークを覚えているわけだ。

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2007/09/04

もうひとつ先の正確さ

少し時間が経過してしまったが、土曜日はハチミギのG1だった。結果から言えば、決勝トーナメント初戦敗退の3位タイだった。相手は、ほとんどSAクラスのABさん。まぁ、相手が相手だけに、負けてよしとすることもできるが、ハンデをひとつもらっているのでやっぱりもっといい勝負をしなくてはいけない。実は、ハチミギのG1は、前回、前々回と準優勝だった。そして、今回は3位タイ。よく言えば、実力が安定してきたと取れるが、悪くいえば勝ちきれないということ。勝負どころで甘さが見える。

今回、ABさんとの対戦での勝負どころ。ABさんリーチで迎えた2−4でのラックだ(下図)。もらい球は、手球がクッション際で4番もクッション際にありちょっと嫌な配置。この4番を何とか沈めて、5番へも我慢のポジショニング。4番の入れを考えれば、十分といえる手球の位置だろう。そして、入れが難しい5番を遠目のコーナーにポケット。本当にこらえてこらえて頑張った。が、手球が6番に厚くなってしまった・・・。そして6番をやや弾き気味に撞いてしまってミス。もっと手球を走らせて、6番に薄く出す必要があった。5番の入れは難しいが、それを入れて、さらに6番にフリを付ける。その先の正確性に欠けてしまったのだ。おそらく、手球があと1個ぶん、いや半個ぶん転がっていてくれれば、無理なく入れて出すことができただろう。たったこれだけの差が、ビリヤードは大きな差となって生まれてきてしまうのだ。

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この正確さについて、象徴的なラックがあった(下図)。僕がセーフティーを決めて、ABさんに渡した場面。ほかの球の配置は省略するが、3番に当てる必要があった。ここでABさんが選択した手球のコースは、2クッションで裏から3番に当てるというもの。きっと僕も同じ選択をしただろう。が、異なるのはその先の部分なのだ。ABさんは、手球を撞く前からしっかりと確認していた。3番に当たった手球は、7番にキスして7番をポケットしたのだ。このラック、ここからABさんが取りきることはなかったのだが、それでもこの1球に正確さというものが現れていると思う。きっと僕も2クッションで3番に当てることはできる。ただ、その3番に対して、手球を左側(7番より)に当てることができるか、と言われればわからない。球の右か左に当てる、ただそれだけのことだが、手球を2クッションさせた場合は、その難易度は格段にアップする。これを普通にやったのけるのだからすごい。そしてそのプレー自体よりも、7番を入れられるという発想が大事だ。ただ当てるだけではなく、その先のことを考え、その先で最善の選択をしているわけだ。

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突然だが、99%の確率で球を入れられる人がいるとする。その人が9個の球を連続で取りきる確率は、0.99の9乗となり、約91%だ。9個中、約1個ミスをする確率。そう、ブレイクで1個落とせば、ほぼ確実に8個を取りきるのだ。一方、98%の確率で球を入れられる人がいるとする。同様に9個の球を連続で取りきる確率は約83%。9個中、約2個ミスをする確率。ブレイクで2個落とせば、ほぼ確実に取りきるが、1個の場合は、どこかでミスをする確率が高くなる。数値状での確率の話だが、ここから見てわかるように、99%と98%の人が9ボールで対戦した場合、ほぼ確実に99%の人が勝つことがわかる。実は、上級者になればなるほど、この入れの確率が上がれば上がるほど、たった1%の差が大きくなるような気がする。9個のうちのどこかでミスをするということは、9個以下の数の球数で相手に渡してしまうということ。そう、それだけ取りきってしまう確率もアップするのだ。この「1%の差」こそが、もうひとつ先の正確さだと思う。実力差があまりないように見えても、実際はそれは大きな差だということを、しっかりと意識していなくてはいけない。

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