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2007/09/10

一石三鳥な練習

的球までの距離が遠くてフリがない。しかも、ネクストのためには手球を手前に戻して来なくてはいけない。ほとんどの人が頭を抱える配置、そう「ロングドロー」。これが得意という人はまれだと思うが、不得意では困る。というわけで、やっぱりこうした配置も練習は必要だ。ところが、実際に的球を離して練習すると、引こう引こうという意識などのために力んでしまってまったくうまく引けない。いや、引けるようになっても無理に体を入れたりしているために、もともとのフォームに影響が出る。ロングドローの練習をすればするほど、普通のストロークがおかしくなってしまうのだ。

直接ロングドローの練習というわけではないが、「引き球」をマスターするためにはピッタリの練習方法を教えてもらった。的球をセンター、手球はヘッド(フット)スポットで、引き球を撞く練習だ(下図)。手前のクッションに手球のほうが先に付いたら成功。実際にやってみると意外に難しい。うまく引きの回転を手球に伝えなくてはいけない。キューをただ速く出して引きのキレをアップさせようとすると、その力が手球から的球に伝わってしまって、的球の走りが速くなる。そのため、いくら手球の戻りが速くても、それよりも速く的球が手前のクッションに入ってしまうのだ。手球にだけ、引きの力をキレイに伝えるのだ。うまく撞けると、手球とタップが当たった瞬間、「カシュ」という音となり、的球はゆっくりと進み、そして手球はスルスルと手前に戻ってくる。この撞き方そのものをマスターできれば、きっとロングドローも同じ感覚で引けるようになるだろう。まずは引き球をキレイにできるようになろう、というわけだ。

070910

この練習、実際にやってみると、「引き」意外にもさまざまな要素の練習になることがわかる。まず、効率よく力を伝えなくてはいけないために、真っ直ぐのストロークが必要になるのだ。真っ直ぐに手球の真下をきちんと撞く。そうしないと、うまく力が伝わらないので、手球のほうが先に戻ってくることがない。また、的球をあまり走らせないように優しいストロークでキレをアップさせるため、この感覚で普段撞くと、入れが安定する。的球が入りやすい速度で、走ってくれるようになるのだ。最初は引きだけの練習で始めたことだが、どんどんとストロークが安定してきているのがわかり、続けるようになった。実際に的球と手球を離してロングドローを練習すると、どんどんとストロークが不安定になってしまうが、まったくの逆なのだ。特に初心者の方にもお勧めしたい練習だ。

ただ、かなり難しいので、最初は的球をセンターよりも半ポイントくらい手前に置いてもいいかも。ちなみに僕は、半分くらいの確率で的球がセンターなら、手球を先に短クッションに入れられるようになった(図で1番がある場所)。最高は、センターから球1個ぶん向こう側の位置だ。実はこの練習、ABさんに教えてもらったのだが、ABさんは最高で、センターから半ポイント向こう側に的球を置いて手球を短クッションに先に入れていた(図で2番がある場所)。う〜ん、すごい。的球はゆっくりと走り、手球がスルスルと戻ってくる。なんか物理的には理解しがたい動きだけれど、そういう感じで両者が動いているんだよなぁ・・・。そこを目標に頑張れば、そのうちきっとロングドローも苦にならなくなるだろう。


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コメント

これはいい!
俺もやってみよう。でも相当難しそうだ。

投稿: モロ | 2007/09/11 11:54

うん、相当難しい。

投稿: アライ | 2007/09/11 19:49

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