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2008/08/19

クッションシステム

バンクで球を入れるとき、空クッションから当てるときなど、役に立つのがクッションシステムだ。このシステムにはいろいろな種類があり、配置によって適時利用する。これらクッションシステムの種類などは、「ビリヤードワールド」などを見ると乗っているので参考にするといいだろう。また、ビリヤード書籍の「ザ・ビリヤードA to Z アプリケーション編」などにも詳しく書かれていたりする。システムは、ほぼ確実にその通りに球が転がってくれるし、数値で覚えるから初心者でもかなり正確に当てられる。僕もこの本を手に入れて、システムを覚えようと暗記したものだ。

しかし、いまシステムを使っているかというと、ほとんど使っていない。しいて挙げれば、的球をサイドポケットにバンクで沈める際にラインの参考にする、2〜3クッションで当てる際にコーナーバンクシステムの数値を参考にする程度だ。あくまで参考で、手球のコースはカンで測っている。システムはすごく素晴らしいものだけど、状況によっては手球を撞く力加減が変わってくる。手球の勢いが変わると、クッションからの出方も変わるので、システムのコースから微妙にズレてしまうのだ。さらに、テーブルによっては、クッションの柔らかさなども違っていたりして、すべてがシステムどおりキレイに進むとは限らない。微妙な調節が必要な場面もある。

システムは素晴らしいものだけれど、やっぱりそれは手球が進む参考コースとして捉えて、それを基準に体で覚えていったほうが空クッションなどは当てられる。例えば、長クッション際に的球を置いて、同じ長クッション際の手球を、1クッションや2クッションで当てる練習を繰り返して体で覚えていく。僕は、手球と的球をひと組だけテーブルに転がし、わざと2クッション以上で当てる練習をしたりする。ちょっと3クッションをやっているみたいで面白い(実際に3クッションをやったことはないけれど・・・)。あとは、クッションからの当て方とか当てやすさ、力加減なんかもあったりするのだけれど、それはまた別記事としていつか記載したいと思っている。

と、システムはほとんど使わないと書いたが、実はひとつだけすっごく活用しているシステムがある。それは「穴前システム」というもの(下図)。手球が長クッション際にあって、穴前の的球を入れる際、的球のいちばん端の部分を狙って撞くと45度の角度で転がっていくというもののだ。図の配置なら、的球のいちばん右端を狙って撞くと、手球は反対のサイドポケットに向かって進んでくれる(下図:黒線)。そして、長クッションから1ポイント手球がセンターにズレていたら、今度はサイドポケットから1ポイント内側の場所に向かって手球が転がる(下図:赤線)。1ポイントぶん、角度がマイナスされると覚えておくといいかも。同様に、もし手球がセンターにあった場合は、センターに戻ってくる。これがかなり正確。だから、穴前の球を入れて、かなり細かいコントロール、例えば球と球の間を通すようなとき、このシステムを使って狙いを決める。いろいろと撞いてみるとわかるが、的球を気持ち厚めに狙えば手球のコースは角度が広くなるし、やや薄めに狙うと逆にコースが狭くなる。そんな微調整も可能なので、すっごく細かく手球のコースを決められる。ヒネリとかは入れずに、的球への厚みだけに気を付けて撞けばいい。そしてこのシステムの素晴らしいところがもう1点。それは、クッション際の球に対して、同じ要領でシステムが使えるということ。短クッション際の的球に対して、ほぼ長クッションと平行な位置に手球がある場合、的球の端を狙うと手球はやっぱり45度の角度で走る(下図:青線)。そう、セーフティーのときなどにも有効なのだ。個人的には、かなり使っていて便利なシステムだ。

080819

■ザ・ビリヤードA to Z(アプリケーション編)


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