« クッションからヒネリで走らせる | トップページ | サイドに入れて走らせる球 »

2008/11/11

サイドポケットでの殺し球

手球にヒネリを加えて、的球に弱めに当てると、ヒネリの回転によってスロウが出る。それを利用すると、かなり厚めに的球を狙うことが可能だ。そして手球が厚く入るということは、それだけ勢いが殺されて、手球が進まないということになる。例えばサイドポケットで逆フリになり、あまり手球を走らせたくない場面では、この方法が有効だと教えてもらった(下図)。的球を、サイドポケットに厚めに狙い、あとはヒネリでポケットに持って行くように入れる。手球を弱めに撞けば撞くほど、的球を厚めに狙えるし、より手球の勢いを殺すことができる。ちょっと逆振った場合、強めに撞いて走らせることも可能だが、特にサイドの球を入れて走らせる際は、手球の長クッションへの入り方も難しいし、手球を進める距離の調節も難しくなる。無理せず、手球の勢いを殺して、なるべく進めないようにするというのが得策なのだ。

081111

実はこの撞き方、的球に厚く入っている、手球の勢い自体が弱い、という理由以外に、もうひとつ手球の勢いを殺す要素が含まれている。それは、ヒネリの真横の回転が手球にかかっているために、手球が進まないというものだ。手球が進むには、必ず押しの回転が必要だ。例えば上図の配置を球成りで撞いたとすると、手球には押しの回転が必ずかかってしまい、それが手球を進める原因になる。真横の回転を生かすことで押しの回転がかからないようにし、手球を進めないのだ。手球が進むのは、いわゆるラシャを滑るぶんだけということになる。3つの要素で、手球の勢いを殺しているというわけだ。そしてちょっと応用になるのだが、よくサイドに入れて手球が向こうのコーナーにスクラッチしそうな場面に出くわす。このとき、同様に真横の回転を使って的球をサイドに入れると、スクラッチの危険性がなくなるのだ。まず、厚めに入れられるのでコーナーに手球が向かいにくいという点が挙げられる。そして、真横の回転により、的球にぶつかるまで手球に押しの回転がかからない。そのため、手球には向こうのコーナーに向かうような回転がまったく入らなくなるのだ。サイドポケットは、コーナーよりも穴が広くて入れやすいこともあるが、配置によっては手球のコントロールがものすごく難しくなる。こういう細かい手球の動きを覚えておくと、きっと役に立つ場面は多々あるだろう。いろいろと教えてもらったことなのだが、ビリヤードって物理なんだなぁ・・・なんて、改めて感じてしまった。


関連記事

|

« クッションからヒネリで走らせる | トップページ | サイドに入れて走らせる球 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« クッションからヒネリで走らせる | トップページ | サイドに入れて走らせる球 »