« ジャパンオープン! | トップページ | クリアな球 »

2010/03/21

ジャパンオープン決勝!

今日は、ジャパンオープンの決勝日だった。毎年思うのだが、ここまで上がってくる人はすごいなぁ・・・。というか、すごいという言葉すら合わないような気がする。今年の優勝は、男子がブスタマンテ、女子が周捷予。どちらも安定して強かったな。さすが。でも今年会場を盛り上げたのは、やっぱりレイズ。残念ながら決勝で敗れてしまったが、とても普通じゃ考えられないような球を連発していてため息の連続だった。レイズはもう56だっけかな? 目も見えにくくなっているし、手が震えるという噂も聞く。本当か? そんな人間の球じゃないよ、あれは。空クッションから当てて球の裏にピタリと隠す、ブスタマンテとのセーフティー合戦もすごかったけど、大井Pとの順々決勝がすごかった。5−8とリーチされてからひとつ返して6−8にし、そこからマスワリ3連発で逆転。神業だ。そのヒルヒルで迎えた最後のラックが鳥肌ものだった(下図)。

100321

いろんな試合を見ていたので、正確ではないかもしれないが、この8番と7番の位置は正確。いや、もっと7番が浮いていたので配置的には厳しかっただろう。2番を入れてから、狭いコーナー付近をクルリと回して3番にポジショニング。図は見にくいのだが、センター付近に手球が止まった。この球をセンター付近に止める加減がすごい。ヒネリが乗りすぎたら7番にキスするだろうし・・・。続いて3番を入れてまたセンター付近にポジショニング。ここで5番を入れたあと、手球は同じように狭いコーナー付近をクルリと回って6番にポジションされたのだ。このときは、3番へのときよりも手球を走らせて長ー短付近にコントロール。クルリと回したコーナー付近の長クッション際は、8番があるので1ポイントまでしかクッションさせる幅がなかった。7番がクッションから浮いていたことを考えると、きっと半ポイントくらいまでの幅しかなかったのではないかと思える。それを当たり前のように2球とおすのだ。しかも加減を変えて。そしてマスワリで終了。そう、このラックは、さらになんと、ヒルヒルだったのだ。ヒルヒルであの狭いコーナーを2回攻めるなんて考えられない。あ、レイズから見たら半ポイントでも幅があれば全然狭くないのか・・・きっとそうだな。

このゲーム、最後のラックを取り上げたが、実は全体的な内容がすごかった。大井Pとレイズそれぞれ7発マスワリを出している。9先のうちの7つずつマスワリなのだ。そしてレイズはミスした球が1球もなかった。大井Pがこの試合で2発レイズのセーフティーから球を入れて取り切ったものがあるのだが、どちらもまったく見えない球を空クッションから当てて入れたのだ。それを考えると、大井Pもものすごい。これぞプロ。最高の試合を見させてもらった。今年のジャパンオープンは、そのほか、見どころがたくさんあった。ほかのプロも相当いい球を撞いていた。栗林Pの取り切りなんかも、ハートが乗っていて感動した。台湾のプロの美しい球もよかったし、女子の決勝もものすごかった。5年くらいジャパンオープンの決勝を見ているが、今年が中でもいちばん面白かったかな。欲を言わせてもらえれば、司会進行をもっとしっかりやったほうがいいかなと。でも、試みはすごくよかった。きっと来年も楽しいな。


関連記事

|

« ジャパンオープン! | トップページ | クリアな球 »

コメント

JO決勝、良かったようで…観戦出来て羨ましい限りです。

ところで9先の試合で、

●大井Pとレイズそれぞれ7発マスワリを出している。
●大井Pがこの試合で2発レイズのセーフティーから球を入れて取り切ったものがある

って事は、7マスワリ+2取り切り=9ポイントで大井Pの勝ちてことになりません?

投稿: とおりすがりのビリヤード人 | 2010/03/22 02:25

私も観戦しておりました。
大井PvsReyesの試合はすばらしかったと私も思います。拍手の大きさがはんぱなかったですからねー。
7マスワリかどうかは覚えてませんがそれぐらいの試合だったことは確かですよね。
レイズの3連発から始まる試合は「レイズ→大井→レイズ」の流れで終わった感じですからね。
私はI-17に座ってましたが、J-17に座っていた方が同じ発想をずっとしゃべってくれていたのが楽しかったです。

投稿: myancii | 2010/03/22 10:23

>とおりすがりさん
あ、本当ですね。
じゃあ6マスワリかもです。
なんだかマスワリばっかりで
忘れてしまいました。

>myanciiさん
レイズ3連発のあと、大井3連発みたいな感じで、同じ球を撞いている人間だとはとうてい思えないふたりがいました。

レイズのすごさって、どんなときでも自分に流れを引き込むというか、会場を見方に付ける力があるところだと改めて思いました。この試合もそうですが、栗林Pとの試合も、会場が全体が栗林頑張れ! となりかけたそのとき、1番を空クッションバンクで入れて、自分に会場の気持ちを持ってきてしまいましたから。本当にビックリしてしまいます。

投稿: アライ | 2010/03/22 15:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ジャパンオープン! | トップページ | クリアな球 »